
「頭皮がかゆい」「フケが増えた」「ベタつきが取れない」
そんな悩みが続く場合、それは単なる皮脂のせいではなく脂漏性皮膚炎かもしれません。
このトラブルを放置すると、毛根に炎症が広がり、脱毛や薄毛の原因になることも。
筆者自身も、かゆみ・赤みに悩まされ抜け毛が増えた時期がありましたが、正しいケアとシャンプー選びで改善できました。
脂漏性皮膚炎とは?頭皮に現れる症状と原因
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、主に以下の原因で起こります:
- 皮脂の過剰分泌:ストレス・ホルモンバランス・食生活の乱れ
- マラセチア菌の異常増殖:皮脂をエサに繁殖し、炎症を引き起こす
- 洗浄力の強すぎるシャンプー:バリア機能を壊し、悪化の引き金に
頭皮がベタつきやすい人ほど要注意。
かゆみ・赤み・フケなどが現れ、進行すると毛根ダメージや薄毛にもつながります。
対策に有効な成分とは?🧪
脂漏性皮膚炎のケアには、以下の成分を含むシャンプーが効果的です。
- ミコナゾール硝酸塩:マラセチア菌の増殖を抑える
- ピロクトンオラミン:抗真菌・抗菌作用でかゆみ軽減
- グリチルリチン酸ジカリウム:炎症を抑えて赤みやかゆみに◎
- アミノ酸系洗浄成分:やさしく皮脂を取りすぎず洗える
殺菌だけでなく「優しさ」も大切。必要な皮脂を残しつつ整える成分バランスがポイントです。
脂漏性皮膚炎×育毛対策シャンプー5選
商品名 | 特徴 | 有効成分 |
---|---|---|
コラージュフルフルネクスト | 皮膚科推奨。脂漏性皮膚炎ケアの定番 | ミコナゾール硝酸塩、オクトピロックス |
スカルプD薬用シャンプー オイリー | 皮脂・菌・炎症にマルチ対応 | ピロクトンオラミン、グリチルリチン酸 |
クオレ 薬用サイトプラインAX | 頭皮バリアを整えながら抗菌ケア | サリチル酸、グリチルリチン酸 |
ミノン薬用ヘアシャンプー | 敏感肌でも使える低刺激処方 | アミノ酸系洗浄成分、グリチルリチン酸 |
チャップアップシャンプー | 植物系エキスで頭皮の保湿も意識 | グリチルリチン酸、天然保湿成分 |

脂漏性以外の悩みや原因も含めて、より幅広くシャンプーを比較したい方は、以下の総合ランキングも参考にしてみてください。
→ 【2025年版】育毛シャンプーおすすめランキングTOP7
皮膚科医に相談すべきタイミングとは?
市販のシャンプーだけでは限界がある場合もあります。以下のような症状がある方は皮膚科の受診を検討しましょう:
- 頭皮の赤みが広がってきた
- かゆみが強く、掻きむしってしまう
- シャンプーを変えても改善が見られない
悪化させない洗い方とNG成分一覧
- 1日1回の洗髪でOK:やさしく泡立て、指の腹で洗う
- 熱いお湯は避ける:ぬるま湯(38℃前後)がおすすめ
- 自然乾燥NG:ドライヤーでしっかり乾かすこと
- 控えるべき成分:ラウリル硫酸Na・メントール・香料・着色料
脂漏性の方に多いQ&A(乾燥との違い、使用頻度)
- Q:脂漏性皮膚炎と乾燥性のフケ、どう見分ける?
- A:脂漏性はベタついた黄色いフケが多く、乾燥性は白くパラパラしています。
- Q:1日2回シャンプーしてもいい?
- A:NGです。過度な洗浄でバリア機能が壊れ、悪化の原因になります。
- Q:シャンプーはどれくらい使い続ければ効果が?
- A:最低でも1〜2ヶ月は継続してみてください。皮膚の代謝は周期があるため即効性は期待せず、経過を見ましょう。
まとめ|脂漏性のケアは「攻めすぎず、守りすぎず」
脂漏性皮膚炎は、放置すると薄毛につながる可能性もある頭皮トラブルです。
正しいシャンプー選びと生活習慣の見直しで、頭皮環境は大きく改善できます。
睡眠やストレスも影響を与えるため、育毛と睡眠の関係について解説したこちらの記事も参考にしてみてください。
今回紹介した5製品は、医師監修や実績ある処方に基づいたシャンプーばかり。
ぜひあなたの頭皮タイプに合ったものを見つけて、安心してケアを始めてみてください。
\ シャンプーだけで悩まない /
皮膚科治療と毎日のケアを両立して、根本から改善を目指しましょう。
