髪のボリュームが出ない原因は頭皮にあった？毎朝ふんわりしない人が見直すべきこと

「朝ちゃんとセットしたのに、すぐぺたんこになる…」そんな髪の悩み、実は“頭皮の健康状態”が大きく関係しているかもしれません。この記事では、髪のボリュームが出にくくなる根本原因と、ふんわり髪を取り戻すための対策を徹底解説します。

朝セットしてもすぐぺたんこ…その悩み、実は頭皮が原因？

「髪が細くなった」「ボリュームが出ない」「朝のセットがすぐ崩れる」——それ、もしかすると髪の毛そのものよりも“頭皮”に原因があるかもしれません。

髪の根元は頭皮から生えています。つまり、頭皮の状態が悪いと、毛髪の立ち上がりが弱くなり、自然とふんわり感が失われてしまうのです。

多くの人が「髪が細くなった」と感じたとき、毛先や髪そのものの太さに注目しがちです。しかし実際は、“根元の立ち上がり”がボリューム感を左右しているのです。

根元がしっかり立ち上がれば、髪は自然とふわっと見え、逆に根元が寝てしまうと、どんなに髪が多くてもぺたんこに見えてしまいます。

主な原因は、頭皮の皮脂バランスや血行不良、毛穴のつまりです。特に皮脂が多すぎると毛穴に詰まり、毛の根元が押し上げられず、ペタッとした印象に。

また、加齢やホルモンバランスの乱れによっても、毛根の力が弱まり、髪が立ち上がらなくなることがあります。

・高温のシャワーで毎日洗っている

・洗浄力の強すぎるシャンプーを使っている

・ドライヤーを使わず自然乾燥している

・寝不足やストレスが多い

これらの習慣が積み重なることで、頭皮は徐々にダメージを受け、毛穴の開きや炎症を引き起こし、結果的にボリューム不足に繋がるのです。

Q：「朝ブローしても、夕方にはぺたんこに戻っちゃうんです…」

美容師A：「その場合、髪ではなく“頭皮”を見直すのが正解かもしれません。皮脂詰まりや乾燥で根元がうまく立ち上がらないことが多いんですよ」

Q：「シャンプーは市販の泡立ちのいいやつを使ってます」

美容師A：「洗浄力が強すぎると頭皮が乾燥しすぎて、逆に皮脂が過剰に出るという悪循環に…。まずは優しい洗浄＋保湿を意識してみてください」

頭皮が炎症や乾燥、皮脂詰まりなどで弱ってくると、毛母細胞の働きが鈍くなり、健康な髪が育ちにくくなります。

その結果、生えてくる髪も細くなり、さらに根元の力が弱まることで、髪全体がペタッとした印象に見えてしまうのです。

実は、多くの人が“合っていないシャンプー”を長年使い続けていることが、根本原因の一つです。

頭皮に合ったシャンプーを使うだけで、ボリューム感やスタイリングの持続力が大きく変わるケースも。

・キャピキシル：毛根にハリを与える

・アデノシン：発毛促進・血行促進

・グリチルリチン酸2K：頭皮の炎症を抑える

・パンテノール：保湿と柔軟性アップ

これらが配合されたシャンプーは、頭皮の環境を整えつつ、髪のハリ・コシ感の向上が期待できます。

どんなに良いスタイリング剤を使っても、根元が立ち上がっていなければ、時間が経てばぺたんこになります。

毎日のシャンプーや頭皮マッサージ、生活習慣の見直しが、将来の髪型の自由度に大きく関わってくるのです。

髪のボリュームは髪そのものだけでなく、“育つ環境＝頭皮”が深く関係しています。毎朝の悩みから解放されるためには、まず土台である頭皮ケアから見直すのが第一歩です。